「オーラルフレイル対策としてMFTを活用しよう」というテーマで診療所で行う口腔機能向上研修会に参加させていただきました。
「オーラルフレイル」という言葉をご存知でしょうか？加齢による筋力や運動機能の低下の段階である口周りの不調を「オーラルフレイル」と呼んでいます。
そしてこれを早期発見、早期対処を行えば健康寿命を延ばして要介護状態を防ぐと言われています。
身体をあまり動かさないと筋力や体力の低下につながるように、舌や口腔周囲筋(口の周りの筋肉)を動かさないでいると、口腔機能が低下し喋りにくい、食事の時にむせる、飲み込みにくいなどの不調に繋がります。
マスコミや地域のケアセンターなどでもあいうべ体操などの口の機能訓練が盛んに行われているので最近では診療所内でも「あ、あれね！」と知っている方も増えてきています。
ここでポイントになるのは「早期の対処」という事です。
かなりオーラルフレイルが進んだ状態からの機能訓練はかなり難しいので不調が起こる前に機能訓練を習慣にしておくと良いそうです。
口腔機能訓練ときくと少し難しそうに聞こえますがお口のトレーニングと考えて頂ければ毎日少しずつ続ける事で健康な口腔機能を維持できます。
今後もケアのひとつとして診療室内でもみなさんに提案していきたいと思いました。 DH.水島